Civ6勝利条件別攻略-宗教勝利編

勝利条件

宗教勝利は全ての文明に自分の創始した宗教を信奉させれば勝利です。 なので宗教勝利を目指すには大前提として宗教を創始する必要があります。

創始できる宗教数はゲームの参加文明数よりも少なく設定されており早いもの勝ちです。 先に創始枠が埋まってしまえば宗教は創始できず、従って宗教勝利は目指せません。 その時は別の勝利を目指しましょう。

宗教を創始したら後は全ての文明に自文明が創始した宗教を信奉させれば宗教勝利です。 文明が宗教を信奉しているとは「過半数の都市が特定の宗教を信奉している」状態であり、都市が宗教を信奉するとは「都市人口の過半数が特定の宗教の信者になっている」状態を指します。

基本方針

宗教勝利(というか宗教)の特徴として、関連の技術や制度がルネサンス期辺りで取り終わってしまうことが挙げられます。 科学も文化もそれほど必要なく、代わりに信仰が必要になります。

宗教は自文明に布教するのは簡単ですが、他宗教を創始した文明に対して布教するのは大変です。 相手にも宗教ユニットがいて神学論争になったり、都市の信奉する宗教を塗り替えたら非難が飛んできたり戦争に発展したりします。 特に隣国が創始国家だった場合は戦争が始まっても大丈夫なように軍備しておきましょう。

宗教勝利は戦争せずとも達成できますが、戦争が大きく勝利に貢献する場合もあります。 いくら強力な宗教ユニットが沢山いても軍事ユニットに簡単に踏み潰されますし、他宗教を強烈に信奉している都市でも自領にすれば審問官で簡単に布教することができます。 異教徒の都市なんて片っ端から焼き払ってしまうのも手かもしれません。

厄介な宗教文明を物理的に殴り倒し、宗教を創始していない・疎かにしている文明に対して布教することで勝利を目指すとスムーズにいくでしょう。 もちろん戦争せずに勝利を目指すのもアリなので、状況を見て柔軟に立ち回りましょう。

作る区域と施設について

宗教勝利を目指すには創始しなければならないので、まずは何とか創始しましょう。 ストーンヘンジ、聖地区域やその建造物を建てる、祈祷プロジェクトをこなす、大預言者ポイントを貰える政策をセットするなどして頑張りましょう。

区域は主に聖地を作り、更に宗教施設を作っていきます。 布教のためには大量の宗教ユニットが必要になり、それには大量の信仰が必要になります。 なので都市数も多い方が良いです。

宗教勝利においては少なくとも創始までは聖地区域の優先順位が最高になります。 その後は軍事と宗教のどちらに寄せるかにもよりますが、宗教特化で宗教勝利を目指す場合は聖地区域第一になります。

宗教特化宗教勝利は軍事ユニットを沢山作るとか、市場を作って国内交易するとか、そんな悠長なことをやってられません。 とりあえず宗教を創始するのが至上命題になるので、その他のことはそれから考えましょう。

都市国家への派遣団は宗教都市国家に送りましょう。 聖地とその建造物の信仰出力を上げ、更に宗主国になれば宗教勝利に有利な効果を発揮する都市国家もあります。 近場に宗教都市国家があるかどうかは宗教勝利の達成難易度を大きく変えるので、むしろ近場に宗教都市国家があれば宗教勝利を考えるぐらいの感覚の方が良いかもしれません。

首尾良く創始できたら、周辺をぐるっと見渡してどうするか考えましょう。 宗教に注力するのであれば聖地区域に関連建造物を建て、信仰を貯めましょう。 軍事力に振るのなら商業ハブに市場を作って国内交易しつつ軍備したら戦争ですね。

いくら宗教が強力な文明でも、物理的に殴られるとどうしようもありません。 宗教で戦うのが厳しい相手は物理的に殴りましょう。宗教ユニットを軍事ユニットで潰すだけでも大分変わります。

技術・社会制度・遺産・偉人について

純粋に宗教だけ見た場合、必要な技術は殆どありません。それこそ必須なのは「占星術」ぐらいです。 他に直接的に関係ありそうなのはハギアソフィア聖堂のある教育、外洋を渡る必要があるなら地図製作法、エンハンサーの信仰で聖典を取っているなら印刷ぐらいですかね。

社会制度は政治哲学まで行ったら「神秘主義」「神学」「宗教改革」と取っていく感じでしょうか。 しかし宗教改革すらルネサンス期の制度であり、劇場広場を建てるほどの文化力は必要ありません。

欲しい遺産は「ストーンヘンジ」「マハーポーディー寺院」「ハギアソフィア聖堂」「ミーナクシ・アンマン寺院」ですかね。 結構競争が激しく高難易度では最優先で狙っても建てられないこともあるので、状況を見ながら狙いましょう。 高難易度においてはヘンジならリロ前提で狙うのもありですが、基本的に遺産はないものと考えた方が良いかもしれません。

遺産期待する効果備考
ストーンヘンジ大預言者が出て来るこれで創始すれば宗教を後回しにできる
マハーポーディー寺院使徒を2人得るこれ一つで宗教を完成できるのは強力
ハギアソフィア聖堂伝道師と使徒が宗教を1回多く布教できる布教合戦において相当なアドバンテージ
ミーナクシ・アンマン寺院グル2体の無償供給&グル隣接宗教ユニット強化布教合戦で強い

大預言者は当然必要ですが、他の偉人は特に必須という訳ではありません。 適当に他の偉人も狙うか、宗教に全振りするかは状況次第です。

並行して戦争する場合は科学やゴールドも必要になります。 その場合は宗教や信仰出力にのみ拘泥せず、技術や社会制度も適宜進めていきたいですね。

宗教について

宗教勝利で大切になるのはやはり宗教ですよね。 強力に布教できる内容がいいので、優先すべきは信仰、布教、圧力です。

パンテオン

まずパンテオンは最も信仰を出してくれそうなのを選びましょう。 現在の都市だけでなく将来的に見た出力を見越しておく方がいいでしょう。「偶像」「環状列石」「聖なる道」辺りが候補になるでしょうか。

強力なパンテオンは競争率が高く、難易度神ではピョートルで1T目から2/Tあっても取れない事も多いです。 狙ったパンテオンを取れるかは宗教都市国家に早々に遭遇する・集落から信仰を得るなどの運次第な部分もあります。 強力な信仰出力パンテオンが取れたら宗教勝利を目指すぐらいの感覚で良いでしょう。

崇拝の信仰

伝道師と使徒の布教回数が増えるモスクが圧倒的に便利です。 取られていたら信仰力が沢山出るものを撮りましょう。

信者の信仰

社と神殿から文化が出る「合唱曲」が便利です。 文化建造物なしでも神権政治まで無理なく進めるようになるでしょう。

文化が余っているなら遺物の出力が上がる「整骨箱」や、遺産から信仰が出る「天の啓示」辺りも候補となるでしょうか。 ただどちらもそれほど強力ではないので、いっそ「武僧」を取って戦争に注力するのも良いかもしれません。

創始者の信仰

宗教勝利を目指すなら信仰が出る「巡礼」が良いでしょう。 都市国家次第では「教皇の優位性」や「宗教的統一」も選択肢となります。

エンハンサーの信仰

無難なのは都市からの宗教圧力が上がる「聖典」と「巡回宣教師」です。 がっちり腰を入れて宗教するのであれば、どちらかは取っておきたいところです。

宗教ユニットの不興攻勢により短期決戦を狙うなら、宗教ユニットのコストを下げる「聖職」や、宗教ユニットの実質的な移動力アップである「布教の情熱」が便利です。 早期決着を狙う場合はこちらの方が良いでしょうね。

狙った宗教が完成しなかったら

信仰は先着順なので、いくら頑張っても微妙な宗教になってしまうことも多々あります。 そして微妙な宗教で宗教勝利を目指すのは大変です。強力な宗教が他にあるということですからね。

そんな時は宗教勝利に見切りを付けて、他の勝利条件を達成するのに役立ちそうな制度をセットしていくのも手です。 高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応しましょう。

宗教の伝搬と布教について

都市に宗教を信奉させるには、宗教圧力により自然伝搬させるか宗教ユニットで布教しなければなりません。

都市にいる宗教の信者には宗教圧力があり、一定範囲に宗教を広めようとする力が働きます。 周りに他宗教の信者がいなければこれだけで勝手に広まっていきますが、時間がかかるし他宗教の信者と圧力がぶつかると拮抗して伝搬も止まります。

なので宗教は基本的に宗教ユニットで布教して広めることになります。 信者から宗教圧力が出ることを意識して、近くから包むように布教していくのが良いでしょう。 宗教圧力が多くかかるほど、信者は増えやすく減りにくくなります。

使徒や審問官は神学戦争という名の宗教ユニットへの殴りが可能です。 これでユニットが消滅すると、そのユニットの宗教の周辺都市への影響が低下します。 他宗教の影響が強い場所では、神学戦争で影響力を下げるのも手です。

宗教ユニットについて

伝道師

社の建造により信仰で購入可能になる宗教ユニットです。

最も基本的な布教ユニットです。 解禁条件が早いので、他の宗教ユニットよりも一足早く出てきます。 コストも安いので、沢山購入して布教攻勢を仕掛けましょう。

神学戦争は仕掛けられず、使徒や審問官がいる付近の都市には手を出しにくいです。 どちらかと言えば未創始文明への布教に向いています。

使徒

神殿の建造により信仰で購入可能になる宗教ユニットです。

「信仰を広める」コマンドで、使徒と引き換えに宗教を強化できます。 二回の強化が可能なので、宗教に本腰を入れる時は早めに使徒を確保して宗教を強化しましょう。

「審問を開始」コマンドで、使徒と引き換えに審問官の購入が可能になります。 必要に応じて行いましょう。

宗教戦闘力が最も高いユニットで、神学戦争を仕掛けることができます。 敵宗教の伝道師をバッタバッタ倒して宗教を広めていくことも可能です。 普通に布教することも可能ですが、布教力を使い切るのは若干勿体ない気がします。

また昇進により様々な特性を得ます。 強力に布教する昇進や戦闘能力が上がる昇進など内容は様々なので、昇進に合わせた運用をすると良いでしょう。

グル

神殿の建造により信仰で購入可能になる宗教ユニットです。

周囲の宗教ユニットを回復させる能力を持ちます。 神学戦争の最前線を支えたり、遠隔地で使徒に襲われたユニットを回復したりが主な役目です。 コイツがいるのといないのでは安定感が違います。

他文明の領地で神学戦争する気なら、お守り代わりに置いておくと良いでしょう。

審問官

使徒の「審問を開始」コマンドで信仰で購入可能になる宗教ユニットです。

自都市における他宗教の影響力を75%減少させる能力を持ちます。 神学戦争も可能であり、自文明を他宗教の影響から守るユニットと言えます。

審問官のおかげで自文明に宗教を信奉させるのは楽です。 これを利用して戦争で都市を切り取ってから審問官で宗教を塗り替える戦法があります。

宗教ユニット全般に関して

他文明の宗教ユニットとかち合った場合、神学論争という名の宗教ユニットの殴り合いに発展します。 相手が大して宗教に注力していない文明なら大して出てこない可能性もありますが、宗教勝利の障害となる文明ほど出してきます。

宗教ユニットの宗教戦闘力は、神権政治を採用したり自宗教を信奉している領内や聖都などにいるとボーナスが乗ります。 宗教ユニット同士の戦いで体力を減らすと布教力が低下し、ゼロになるとユニットが消滅する上に周囲の都市の信者が減ります。 宗教ユニットの体力回復は「自宗教を信奉している都市の聖地とその周囲タイル」で可能です。なるべく死なないように注意しましょう。

相手文明に使徒がたむろしていると、中々布教が難しいです。 素直に宗教ユニットで殴り合うのも手ですが、面倒くさそうなら軍事ユニットで潰すのも手です。

宣戦布告が必要ですが、どんなに強力な宗教ユニットでも軍事ユニットなら簡単に潰せます。 移動力の高い騎兵などを使えば、数ターンで相手の宗教ユニットを壊滅させることも可能でしょう。

宗教戦略について

創始国に対して宗教を布教すると外交感情を損ねます。 やり過ぎると戦争に発展する可能性も高いです。

奇襲戦争を仕掛けられれば布教中のユニットが軍事ユニットに潰されます。 また軍備を疎かにしていると本国が危ないもしれません。 創始国への布教の危険性は常に意識しておきましょう。

宗教勝利が戦争と並行するのはこの辺の事情もあります。 どんなに強力な宗教を創始して大量の信仰を出していても、軍事ユニットの前にはまるで無力です。 世界最強の宗教文明が相手でも、軍隊で踏み潰してから布教すれば簡単に宗教を塗り替えられます。

だから微妙な内容の宗教を創始して宗教遺産も全て取られたからと言って宗教勝利を諦める必要はありません。 いざとなれば物理で殴れば良いのです。

以上、宗教勝利攻略でした。 なお上に書いたのは腰を据えての宗教勝利戦略であり、安定する一方でそれなりに時間がかかります。 宗教特化で速攻を目指せば、運の要素は強くなりますがかなり早いターンで勝負を決めることも可能です。

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