大域的幸福・地方都市の幸福・不満の話

大域的幸福と都市の幸福の違い

画面上部のニコニコマークの幸福度、計算が合わないと思ったことはありませんか?

幸福には「大域的幸福」と「都市の幸福」の2種類があります。 簡単に言えば大域的幸福は無条件に積み上がる幸福、都市の幸福は積み上がるのに条件がある幸福です。 都市の幸福は状況によってはそのままプラスされないので、これが計算を狂わせている可能性があります。

大域的幸福とは

大域的幸福は文明全体で共有する幸福で、完全な積み上げ方式で(要は普通に)加算されます。 大域的幸福を貰えるものは以下の通りです。

都市の幸福とは

都市の幸福はその都市内のみで有効な幸福で、「都市人口を越える都市の幸福は切り捨てられる」という特徴を持ちます。 都市の幸福を貰えるものは以下の通りです。

大域的幸福と都市の幸福の例

人口3の都市にサーカス&コロシアムを建てた場合で考えます。 数値上は幸福が+4されるはずなのですが、実際には+3しかされません。これはサーカスとコロシアムがもたらす幸福が「都市の幸福」であるのが原因です。 都市の人口が4に伸びた時に余剰分の都市の幸福が有効になるため、人口が4に上がっても見かけ上の幸福度は変わりません。

次に人口3の都市にある新幸福資源を改善した場合を考えます。 この場合は素直に幸福が+4されますが、これは資源のもたらす幸福が「大域的幸福」であるためです。

都市の幸福はマイナス分を打ち消す働き、大域的幸福はプラスになる働きと考えれば分かりやすいかもしれません。 つまり大域的幸福は都市の幸福よりも偉いのです。

都市の幸福を頼りにしたスパムはできない

この仕様により、都市の幸福だけでは都市数による不満を解消することができなくなっています。 都市を建設した時に都市の不満が3と人口1により4の不満が発生しますが、サーカスとコロシアムを建てて人口を1で止めても差し引きで-3の不満が残ったままになります。

大域的幸福を確保しないまま無秩序に拡張すると、いくら都市に幸福施設を建ててもいずれパンクしてしまいます。 領土を拡大するには、いかに大域的幸福を確保するかが重要となるのです。

不満軽減があった場合の都市の幸福処理

都市の幸福に都市の不満を軽減する処理が入った場合、変わった動きをします。 人口10の都市に君主制が効いている場合、人口による不幸10の内5は軽減されます。 つまりこの都市にかかっている人口による不幸は5なのですが、この都市に都市の幸福は何点有効になると思いますか?

なんと丸々人口分である10が有効になります。 余った都市の幸福5はまるで余剰分として浮くので、まるで大域的幸福であるかのように使うことができます。 つまり不満軽減分の都市の幸福は擬似的な大域的幸福に変えることができると言えます。

君主制、実力主義、紫禁城などの人口の不満軽減処理と都市の幸福を上手く使えば、制覇勝利などの大量の大域的幸福が必要になる時に少しは足しになるかもしれません。

NEXT : 大科学者の使い方の考察PREV : パンテオンと宗教の基本ルール
HOME