CivBEの基本仕様と攻略のコツ

都市出しはどこがいいか

BEにおいては最初の都市の建設場所はかなり限られた範囲になるので、裁量が効きにくいです。 ただ初期選択できるタイルがどこも酷いなんてことも滅多にないので、まあ問題ないでしょう。

海軍が幅を利かせるゲームなので、海軍戦力を作成できる海沿い・海上都市はそれなりに重要です。 首都も海沿いであった方が序盤を有利に進められることが多いです。陸上勢力であってもなるべく海沿い都市を選択したいですね。 ただし海沿い都市は海軍でぶっこまれる恐れがあることは覚えておきましょう。

首都直下のタイル出力はある程度気にしておいた方が良いです。 砂漠と草原・平原を比べると2ポイントもの出力差があり、建造物1つ分ぐらい違いますからね。 他都市でカバーできない首都はある程度出力を見込める場所に建てましょう。

建設直後の都市直下タイルの出力

その他

とりあえず最初

普通サイズならエクスプローラーを最低でも4人は欲しいです。陸上都市ならば初手から2人は作るべきでしょう。 海上都市はエクスプローラーの生産コストが高いので、生産はせずにエネルギーで確保したいですね。 船で探索して資源ポッドからエネルギーを集めて購入し、不足分は仕方なく生産する感じでしょうか。

このゲームは資源ポッドと遺跡発掘が超重要で、どれだけ取れたかでスタートダッシュとアフィニティレベルに開きが出ます。 最低でも遺跡15個は発掘したいって程度に発掘ゲーなのです。

その後はかつての地球の遺物→ワーカー→コロニストなどが王道でしょうか。 最初のコロニストは前哨地を建てたタイミングで軍事ユニットを1体貰えるので早めに作りたいです。

テクノロジー開発

BEの技術体系はウェブツリーとなっており、いきなり色々開発できるため初見ではかなり面食らいます。 ただ勝利条件から逆算すると、クリアまでに取らなければならない技術はかなり少ないです。 序盤は内円の技術を取り、中盤に差し掛かったら勝利条件ごとの技術を取っていきましょう。

とりあえず最初に先駆者を開発する

最初の都市はボーナスで兵士or哨戒艇が貰えるためかなりお得です。少なくとも2都市目は早めに作っておくべきでしょう。

生態学・化学・遺伝子学・工学・物理学を適当に開発する

軽くて効果が高い基礎技術とも言える存在なので、最初に開発しておきましょう。 これらが揃えば一通りのことはできるようになります。

コンピューティングを開発する

コンピューティングにて解禁される諜報局を建てればスパイを作れるので、スパイを活用するのであれば早めに開発したいです。 特にスパイ特性を持つ勢力であれば優先度は高いです。

ただしスパイは必須という訳ではないので、使う気がなければ急ぐ必要はありません。

以降は勝利条件とメインアフィニティーを意識して取る

メインアフィニティーと目指す勝利を意識して以降の技術開発を進めましょう。 ただし基礎技術で取れる科学建築物だけで外円の技術は重いので、ある程度の科学系建造物は建てておきたいです。

特に研究機関は建造後にクエストで無償の技術を選択で貰えるので、重い技術を取るのに役立ちます。 終端技術の開放に合わせて研究機関を建造してクエストの無償の技術で取れば効率的にクリアを目指せます。

星を探検しよう

そこらじゅうに資源ポットが落ちてるので拾って回りましょう。他勢力が星に到着する前に拾いまくれ!

エクスプローラーは発掘モジュールを使って遺跡的なマスを発掘する事ができます。 発掘モジュールを消費する上に発掘ターンがかかりますが、資源ポットよりも恩恵が大きく、また最重要パラメタであるアフィニティーアップもここから出ます。 ただ最序盤に限っては近場で発掘するよりも、遠くの資源ポットを他勢力に取られる前に回収しに行った方がいいかもしれないです。

発掘モジュール数は都市に戻ると最大値まで回復します。 最大値は最初一つですが、繁栄ツリーのパスファインダー、至高Lv2、研究所建造後のクエスト選択などで増やすことができます。 発掘ゲーなのでパスファインダーは取っておきたいですね。

資源ポットや発掘現場から時折アーティファクトが発掘されます。 アーティファクトは研究するとハンマー・エネルギー等が貰えますが、3つまとめて研究すると特殊な能力・建造物が解禁されます。 ただし3つまとめての研究は貰えるハンマーやエネルギー等が半減してしまいます。 変換効率の良い無傷のアーティファクトを引いた場合、単体研究の方がいい事もあることは頭に入れておきましょう。

エイリアン対策

エイリアンは主に巣から、時々瘴気タイルから沸いてきます。 エイリアンとの関係は最初ニュートラルで、巣の近くに行かない限りはあまり戦闘になりません。

しかしエイリアンを駆除し続けたり巣を壊すと、エイリアンとの関係が黄→赤と悪化していきます。 そうなると世界中のエイリアンが一斉に襲い掛かってくるようになります。

巣を破壊すると食料やエネルギーが貰え、特に食料は序盤の都市を強力にブーストします。 しかし調子に乗りすぎると探索ユニットがエイリアンの袋たたきに合ってやられることも多いです。

特にマカラやシードラゴンは序盤は破格の戦闘力なので、黄・赤状態で隣接してターンを終えると兵士や哨戒艇も危ないです。 激おこクラーケンなんて首都ぶっ壊されて勢力ごと死ぬ事すらあります。

しかし邪魔な巣を放っておくと、どんどんエイリアンが沸いて結局邪魔になる事も多いです。 それにエイリアンの巣を破壊するとエイリアン遺産が貰えることがあり、これがあるとアーティファクト研究が捗ります。 時間経過で怒りも収まっていくので、序盤は緑時にだけ巣を破壊、もし黄色くなったら行動力に余裕を持って移動などしましょう。

エイリアンが敵に回ると探索に支障が出ます。 潰し回るのはある程度遺跡を発掘しエイリアンを駆除できるだけの強力なユニットを作った後の方が安心です。

なおエイリアン捕獲技能があると激おこ状態のエイリアンでも捕獲して仲間に引き込むことができるため、エクスプローラーでもかなり安全に探索する事ができます。 調和を進めた方がエイリアンをぶっ殺し易くなるのは皮肉なんでしょうか?

シージワームと出会ったら

序盤から平気で出てくる戦闘力60~70を誇るシージワーム君。 ユニットが触れば一撃でぶっ殺されるし、前哨地はもちろん都市だってヤバイです。

しかしコイツは移動力1しかない上にランダムで進行方向が決まります。 長時間頑張れば弱い遠隔ユニットや都市砲撃でも倒しきれるので、ひたすら銃弾を打ち込みましょう。 アフィレベルが2あれば遠隔ユニットで4ダメージぐらい入ります。

こいつを見つけると討伐クエストが発令されるため、倒すと報酬が貰えてその上死体が発掘現場になる事もあります。 しかし倒すのは骨だし2体目以降はクエスト報酬は貰えないので、できれば関わりたくない相手です。

勢力特性を強化しよう

「外交」→「自分の性格を管理する」で、外交資本を使って自勢力の能力を強化・追加できます。 これにより自勢力が強化されるのはもちろん、特性を追加すれば他勢力に提供できる協定も追加されるので協定を持ちかけられやすくなります。

外交資本が貯まったらまずは自勢力の特性を追加して、他勢力からもちかけられる協定で外交資本を稼ぎましょう。 それから特性を必要なだけ強化して、外交資本に余裕が出た頃に他勢力と協定を結ぶのがいいでしょう。

協定について

自勢力から持ちかける

協定を結ぶと、様々な恩恵を受ける事ができます。 しかし締結には外交資本がかかり、また結んでいる間は毎ターン一定の外交資本が消費されます。 最大5本結ぶことができ、現在の協定は「有効な協定を確認する」から確認でき、破棄もここからします。 また締結可能な協定は「締結可能な協定を閲覧」から確認できます。

なお強力(≒コストが高い)な協定は仲が悪いと結んでくれない事が多いです。 他勢力との関係を考える場合、ここを軸にするのもいいかもしれませんね。

他勢力から持ちかけられる

他勢力の能力を上げてしまう代わりに外交資本を貰えます。 外交資本が余る終盤でなければ、よほど差し支えがない限り基本受けてしまっていいでしょう。 ただ相手と戦争する予定があったり、自分より先にクリアしてしまいそうな場合は考慮が必要かもしれませんね。

外交関係

外交は良い関係から順に「同盟」「協力」「中立」「冷戦」「戦争」があります。 協定を結ぶには中立以上の関係であることが必要で、更に関係が上がるほど協定の効果が強力になります。

しかし同盟を結びまくるのは考え物です。 同盟相手が戦争を始めるとこちらにも戦争関係が反映されるため、周辺勢力とそれなりに仲良くやっていても、同盟相手がそいつと戦争を始めて戦争状態となりなだれ込まれることがあります。協力までは良いですが、同盟は安易にしない方がいいでしょう。

関係は基本的に緩やかに推移するので、戦争になるタイミングが分かりやすいです。 しかし同盟から一気に戦争になる事もあるので過信は禁物です。特に勝利条件を満たしつつある状況では同盟国も完全には信用できません。

美徳

美徳は4ツリー・3レベルに分かれており、上から下に制度を取ることができます。 同レベルまたは同ツリーの制度を規定個数取るとボーナスが貰えるので狙っていきましょう。

以下、美徳ごとの所感です。

軍事に関する美徳です。軍事ユニットの生産性や能力を上げたり、戦争がメリットとなったりします。 また無償のアフィニティが貰える制度があるのが結構でかいです。

貰える健康は少なめですので、気にする場合は繁栄辺りとハイブリッドにしましょう。 まあ健康がマイナスになっても致命的なことではないので開き直るのもいいかもしれません。

エイリアンを倒すとが貰える制度や無償のアフィニティーが貰える制度の力で、序盤のラッシュを確定で早期に打つことができます。 本作は都市の出力が低くても戦争で強奪すれば回るデザインなので、力ツリー脳筋蛮族プレイもそれなりに強力でしょう。

繁栄

序盤の都市展開と都市運営に強い美徳です。主に産出アップされる食料と健康はどんなスタイルでも役に立つのでとりあえず強いです。 またエクスプローラーの発掘モジュール数を+3してくれるパスファインダーは超強力です。

10枠取れば大よその健康制度が取れる&ボーナスで都市毎に+1貰えるため、かなりの都市数を保持していても健康が保てます。 特に初心者にはまず繁栄ツリーを10枠掘るのをおすすめしたいですね。

知識

科学と文化が沢山出る美徳です。 ただ本作は文化の用途が美徳を開けることほぼ一本なので、文化が沢山出る制度をわざわざ取るのは本末転倒感があります。 科学力・技術もスパイで窃盗したり戦争で奪ったりできるので、科学の方もあまり強さは感じません。

一番上の「健康時に10%アップ」だけ取れば十分な気がしますね。

産業

ハンマーとエネルギーが沢山出る美徳です。 エネルギー重視政策を取る場合は掘り進めるといいかもしれないですね。

ただエネルギーはあまり重要なパラメタではなく、エネルギー複利戦略も終盤まで効果が薄いのが難点です。 結果だけ見ると劣化繁栄と言えるかもしれません。ただ内政の底上げとしてはそれなりに強いです。

おすすめ

繁栄ツリーの衛生補助制度を中心に10枠取り、力ツリーの無償のアフィニティーまで取って、知識の一番上取って後は産業を堀るのが一番隙がないです。

脳筋プレイの際には力ツリーだけ掘るなんてのもいいかもしれません。

秘境イベントメモ

マップのどこかにある秘境をいずれかの勢力が見つけると秘境クエストがスタートします。 マップに散らばってる調査オブジェクト(エイリアンの化石、クレーターなど)で調査コマンドが解禁され、調査すると黒いダイヤマークみたいなアイコンが白くなります。 マップ全体にある調査オブジェクトを全て(7~12個程度)調べるとクエスト完了が完了し、報酬として戦闘ユニットがエイリアンを捕獲できるようになります。

しかしクッソ広いマップに散り散りになってる調査オブジェクトを探しきるのは大変な作業で、また見つけてもエイリアンの群生地付近だったり他勢力の文化圏内に取り込まれたりで近寄れない事もあります。 苦労して完了した頃にはエイリアンが大した事ないユニットになっている事も多いし、メインアフィニティーが調和ならそもそも必要ありません。

とりあえず一つ調査して、少数の調査で条件を満たせるようなら考えていいかもしれません。 個人的には無視でいいと思いますけどね。

遺産

遺産は考えなしに建てて役に立つとは言えません。 必須でもない技術をほぼ遺産だけのために開発しなければならケースもあるのに、いざ建てても微妙な遺産が多いです。 戦略を見据えた上で目的意識を持って建てる事が肝心です。

ただしパンアジアに限っては特性「都市に一つ遺産をノーコストで建てることができる」があるので、何でも好きに建てればいいです。 しかしそれでも遺産技術をわざわざ開発するかというとうーん…

アフィニティー

アフィニティーは勢力の方向性のようなもので、このレベルが上がると軍事ユニットが刷新されたり内政的な恩恵を受けられたりします。 調和・至高・純潔の3種があり、どれか一つを集中して伸ばすこともバランス良く伸ばす事もできます。

アフィニティーごとの勝利条件を達成する場合は、アフィニティーレベルを15まで上げるのが必須条件となっています。 また強力なアフィニティーユニットを作成したい場合も高いアフィニティーレベルが必要です。

アフィニティー選択クエストによって勢力のメインアフィニティーが決まります。 メインアフィニティーが同じ勢力とちょっと仲良くなり、違うアフィニティーの勢力とちょっと仲悪くなります。 またメインアフィニティーに設定したアフィニティーのクエストが発行されるため、少しだけアフィニティーの伸びが早くなります。

既存の軍事ユニットは規定アフィニティレベルに達した時、その場で無料でUGされます。 しかし新たに配備する場合は生産・購入コストが上がるので、上手いこと調整してUG前に配備しておくと安く強力なユニットを配備できたりします。

調和

人類を星に適合する生物に作りかえようとする思想で、瘴気やエイリアンと同調します。 ゼノマス資源・バイオウェル改善・繁栄ツリーと親和性が高いです。

調和勝利時のマインドフラワー建設から勝利までにかかるターンは、ゼノ庇護区とマインドコントロールの建設で縮める事ができます。 大量の都市を保有して建てておきたいですね。

純潔

星を人類に適合する環境に作り変えようとする思想で、エイリアンや瘴気を潰そうとします。 浮遊石資源・テラスコープ改善・ドーム改善と親和性が高いです。

純潔での勝利は地球人の入植地を最低4つ建てなければなりません。 脱出ゲートを建てる都市の近くに4都市建てるスペースを見繕って道路を引いておくと楽になります。 地球人入植者は行動力が1しかないので、脱出ゲートと入植地が離れていると時間がかかるし危険なのを覚えておきましょう。

至高

過酷な環境でも人類が生き残れるようメカメカしく進化しようとする思想で、エイリアンや瘴気はあまり気にしません。 フィラクサイト資源・ノード改善と親和性が高いです。

至高での勝利はゲートに1Tに1体の軍事ユニットを送り、総戦闘力が1000を超えると勝利となります。 大体が至高ユニットで最も戦闘力の高いANGELを送る事になるのですが、こいつの制作にはフィラクサイトが5つ必要になります。 スムーズに送るために常に2体は出しておきたいので、フィラクサイトを10個ほど確保しておきたいですね。

ちなみにゲーム中で最も戦闘力が高いのは調和のゼノタイタンです。まあゼノタイタンを至高ゲートに送るなんて状況はそうそうないでしょうが。

諜報活動

コンピューティングで解禁される国家遺産「諜報局」を建てるとスパイが3人派遣されます。 スパイは都市に派遣することで様々な作戦を実行する事ができます。

作戦には必要な諜報レベルが設定されており、諜報レベルはスパイ滞在中に上昇していきます。 作戦には成功率と殉職率が設定され、高レベルの作戦は効果が高い反面、成功率は低く殉職率が高く設定されています。

殉職しても暫くすると変わりのスパイが新たに派遣さますが、スパイレベルと諜報レベルの上げ直しになるので機会ロスには変わりありません。 安全度の高い低レベルミッションをひたすらこなすのも一つの選択でしょう。

スパイはそれなりに強力なので早めに建てるのもアリですが、諜報員特性がない勢力ならいっそ作らなくても特に問題なありません。 軍事ユニット作って強奪した方が話が早いケースも多いですからね。

ただARCの諜報員は訳の分からない強さなので、ARCを使う場合は最優先で建てるべきでしょう。

ラッシュタイミング

このゲームのユニットはアフィニティーレベルの上昇と共にアップグレードされます。 アップグレードされると生産コストも上がりますが、既存のユニットは無償でアップグレードされるのでそこを利用したいですね。

なるべくコストが安いうちにユニットを揃え、アフィニティーレベルの上昇によるアップグレードからの即ラッシュが強力です。 ラッシュは大よそ以下のタイミングで行うのがいいでしょう。

アフィニティーLv2ラッシュ

いずれかのアフィニティーレベルを2まで上げたタイミングでのラッシュをかけます。 陸は兵士&レンジャー、海は哨戒艇&戦闘艇がティアⅠとなります。

アフィニティー経験値の貰える枝・葉技術を開発すればLv2となるので、初期ラッシュを早くかけたい場合は早めに研究しましょう。

アフィニティーLv7ラッシュ

いずれかのアフィニティーレベルを7まで上げたタイミングでのラッシュをかけます。 陸は兵士&レンジャー、海は哨戒艇&戦闘艇がティアⅡとなります。

よほど固い都市でもない限りはレンジャーでも十分都市を抜けるので、アフィニティーレベルをさっさと上げれば対都市ユニットは不要です。 海上ユニットはティアⅡで移動力が5になるので、遠い勢力にも短いターンでたどり着けるようになります。

アフィニティーLv7・7ラッシュ

いずれかのアフィニティーレベル2つを7まで上げたタイミングでのラッシュをかけます。 陸は兵士&レンジャー、海は哨戒艇&戦闘艇がティアⅢとなります。

ティアⅢのユニットを作るには一つのアフィニティーを集中して上げるよりも2つのアフィニティーをLv7まで上げた方が早いです。 何か2つのLv7を目指すことを覚えておきましょう。

ティアⅢになったタイミングにもよりますが、遺跡から沢山アフィニティアップを引いていればアポロAIにも2世代差が付く事もあります。 圧倒的な戦闘力で世界を併呑しましょう。

NEXT : 各種勝利条件と大まかな方針
HOME