有名どころの戦略・戦術・小技紹介

戦略

非戦伝統

伝統3~4都市で首都人口を中心に伸ばし、軍事力は切り捨てて内政特化する戦略です。 少数都市進行になるので軍事力は確保しにくいため、戦争は周辺文明との友好値を上げたり周辺国を宣戦依頼で戦争させ続けたりなどの外交によって回避します。

少数精鋭都市のため外交関係も良好に保ちやすい(=研究協定多い)ため、実質的な科学力はトップクラスでクリアターンも早いです。 その反面、碌に常備をせず都市数も少ないので戦争になると脆い一面もあります。

ただBNWでは非戦を保つのが難しくないのでそれなりに安定し、最も有効な戦略の一つに数えられています。 特にシングルプレイを数百~数千時間やり込むとAIの思考と行動が透けて見えるようになるため、真面目にプレイしていれば破綻することはまずありません。

ただし非戦に不向きな立地では難しいので、その場合は早いうちに非戦しやすい情勢に作り変えるか、そもそも非戦進行を諦めるかする必要があります。 どんな状況でも無条件に取れる戦略ではないので気を付けましょう。

解放スパム

解放で自己拡張や戦争で積極的に都市数を増やし、都市数の優位を生かして立ち回るのが基本方針です。 軍事力・ハンマー・信仰・観光など、数の優位でもって周囲を押しつぶす戦略で、特に強力なUBを持つ文明で効果的な戦略です。

高い総合力を持つためあらゆる状況に対応しやすいですが、都市数の多さは内政力の低下や周辺文明との摩擦にも繋がります。 安易な大拡張は逆に首を絞めるので、拡張タイミングを見極めて立ち回りましょう。

トップ文明を戦争で引き摺り下ろしつつ、自文明の内政力を高めていくのが基本となります。

精鋭名誉

名誉を取得して経験値効率を上げ、序盤から都市国家でレベリングする戦略です。 戦争に強力な昇進を付けたユニットを用意できるのため、数や質に劣った陣容でも戦争を有利に進められるのが特徴です。 中世ラッシュ頃には2回攻撃や射程+を持つ弓兵を用意できるため、多少の内政の遅れは戦局に影響しません。

軍の錬度が高くなるため通常は無理目の戦争でも何とかなる事が多いです。 しかし序盤から名誉を開けていく都合上、内政力は低空飛行になるので周辺文明を放っておくとどんどん差をつけられてしいます。 ひたすら戦争したい人向けの上級者向け戦略と言えるでしょう。

聖地スパム

改革の信仰の証「聖地」によって、中世から観光侵略を仕掛ける戦略です。 大量の都市に宗教建造物を配備して、他文明の文化力が低いうちに観光を浴びせて中盤に文化勝利を決めにいくのが基本方針です。

決まれば中世~ルネサンスには文化勝利できるほど強力な戦略ですが、必要な宗教制度を他文明に取られると戦略が瓦解して重い負債が圧し掛かってきます。 また早期に観光侵略しきれないと聖地スパムの観光浸食が他文明の文化出力に負けるようになり、そちらの場合もジリ貧になります。

難易度皇帝ぐらいまでならそれなりに安定して決めることが可能ですが、創造主で成功させるには立地厳選とリロを駆使してもなお苦行です。 ただ決まれば150Tそこそこでゲームクリアすることも可能であり、勝利の感動もひとしおな勝利です。

戦術

宣戦依頼ガード

宣戦依頼によって隣国を常に戦争で疲弊させ続け自国の安全を確保する手法です。 戦争中の文明は基本的に宣戦してこないため、隣国をゲーム終了まで戦争させ続ければ大体身の安全は保証されます。 ただし以下のパターンはどうにもならないので、そうならないよう注意が必要です。

タイトな状況ほど宣戦依頼ガードの信頼性が下がっていくので、非戦の場合は戦略的にある程度の安全を確保した上での保険と考えたいですね。 戦争を視野にしている場合は飛び道具として使えます。

参加している全文明を時間差で複数文明と戦争させ続けることによってガードの精度を高めることができます。 (時間差を作るのは同時に和平されないための保険です)危険な状況であれば世界中を煽動して我が身を守りましょう。

踏み倒し

戦争が始まるとターン契約が全て打ち切られることを利用した踏み倒し戦法です。 例えばこちらのターンゴールドで相手のゴールドを引き出してから宣戦すれば丸儲けになります。

同盟中に宣戦すると好戦性ペナルティが沢山積まれるのであまりやりませんが、 同盟が切れる直前に資金を引き出して切れたと同時に宣戦する、宣戦依頼をターン契約で通した後に宣戦するなどの用法で凶悪な威力を発揮します。

都市譲渡でムリヤリ国境問題

領土問題になりそうな場所に都市を出し、それを譲渡することで無理やり国境問題を発生させます。 これにより自然に戦争させやすくなり、宣戦依頼も通りやすくなります。

積極的に使うことはありませんが、よほどタイトな状況なら使い道もある…のでしょうか? 通常のゲーム進行で使うことはあまりない気がします。

都市売り

不要な都市を売却して資金を巻き上げる手法です。 AIは都市を高く買い取ってくれる傾向にあるので、戦争で獲得した不要な都市や勝利目前でいならくなった都市を処分して大金を得られます。

資金稼ぎとしては勿論、他文明の資金を縛るという意味でも強力です。 世界の指導者投票や宇宙船部品購入時などに効果を発揮します。

重商主義&ビッグベン

重商主義とビッグベンの両取りでゴールド購入に必要な費用が40%引きになります。 更に思想と組み合わせることで、より強力に運用することが可能です。

ピラ市民権(市民権&ピラミッド)

解放の社会制度である市民権と解放遺産ピラミッドの相乗効果により労働者の効率を上げます。 少ないターンで改善を行えるようになり、少ないで文明を支えることが可能になります。

戦時においても有用で、道路の敷設や地形の改善を手早く実行できます。 また略奪タイルの修復もスムーズになり、速度スタンダードにおいては1ターンで修復できるようになります。

ピラ市民権労働者を随伴して戦争すればタイル略奪からの回復が容易になり、簡単にユニットが落ちなくなります。 解放の隠れた戦争特性と言えるでしょう。

ピラミッドオープニング

解放選択時に最優先でピラミッドを建てる戦法です。 ピラミッドは拡張の一環として建てる事ができるため、最序盤から狙っても拡張の邪魔になりません。

大技術者ポイントも貰えるため、ルネサンス中盤頃に大技術者が貰えるのもポイントです。 解放選択時で大理石タイルがあるならとりあえず狙って良いぐらいですが、高難易度では他文明に取られることもあるので注意が必要です。

NCスタート

序盤を1都市で進め、早期に国立大学(NC:National College)を建てて序盤の科学力出力を高める戦法です。 NCは建設条件として全都市に図書館が必要&都市数が増えるほど必要ハンマーも増えるので、1都市のうちに建設すれば早く安く配備することができます。

序盤の科学力が有利になる一方、衛星都市の配備と成長が遅れてしまいます。 中長期的には不利になるので、序盤の科学力を何かしらのリードに繋げる立ち回りをしたいですね。

交易路で食料集中

都市に交易路で食料を集中させると、短期間で大きく都市人口を伸ばせます。 特に伝統首都は少ない幸福で人口を伸ばせるので、伝統選択時は首都にひたすら食料を送るのもありでしょう。

秩序の鉄のカーテンを取ればより強力に人口を伸ばせるようになりますが、思想のレベル3取ってまでする価値はないような気がしますね。

無線通信直行からの世界的思想提案

無線通信を取得すると国際会議にて世界的思想の提案ができるようになります。 科学先行時に無線通信に直行すれば、思想未取得の文明が多い状態で自文明の思想を世界的思想として提案することが可能です。

そうすれば提案に腹を立てる文明を減らしたり、世界的思想の賛成票を安く買収することができます。 また世界的思想決議後に思想を取得する文明は世界的思想を選びやすくなるのもポイントです。

ルネ直合理取得

強力な社会制度である合理主義を早く取るため、科学力を伸ばしてルネサンスに急ぐ戦法です。 教育経由で最も早くルネ入りできる「音響学」辺りがお勧めです。

BNWには合理主義以外にも強力な制度が多いので、そこまでこだわる人はいなくなりました。 しかし合理主義が強力な事に変わりはないので、プランがなければ狙って損はありません。

小技

都市国家へ開幕宣戦

他文明と出会わないうちに都市国家へ宣戦布告すると、文明からの外交ペナルティを付けずに戦争状態に入れます。 (※都市国家全体で抱く警戒感情については軽減できません)

先に他文明に保護されていても遭遇前なら文句は出ないのもポイントです。 労働者強奪や経験値稼ぎが低リスクで可能になり、序盤に大きくリードできるでしょう。

都市国家労働者のキャッチボール

都市国家の労働者を蛮族が捕獲⇔解放を繰り返して都市国家の友好値を大量に稼ぐ戦法です。 野営地に複数の労働者を捕まえさせて、野営地から溢れた労働者で狙います。

労働者は都市国家に逃げようとするので、上手く逃げられないように軍事ユニットで邪魔する必要があります。 準備にも実行にも手間隙と運が必要ですが、ハマるとゲーム終了まで強固な同盟を結ぶことができるでしょう。

お得なトレード

外交関係が良好な文明には、資源を小売にした方が得になる場合があります。 例えば戦略資源の標準価格は45ですが、友好的な文明には2/Tで売却することができます。

5個まとめて売ると6/Tにしかならない取引が、1個ずつ5回売ると10/Tになったりします。 面倒ですが地味に収入を上げられます。

不要になった施設売却

維持費がかかる建造物は1都市につき1ターンに1個売却できます。 なので不要になった施設は売却した方が経済的です。

以下は不要になった施設の一例です。

資源真上に都市建設

資源の真上に都市を建設することで、資源が技術開発と同時に活用できるようになります。 資源によっては都市直下タイルの出力が増えるのもポイントです。また大理石の上に都市を建てると石工術なしで遺産建造ハンマー増加の恩恵を即座に得られます。

優秀な出力のタイルを失うのが欠点ですが、砂漠・ツンドラ資源は元々の出力が低いので有効に使える場面が多いです。 資源活用が条件の施設を建設する事もでき、資源の出力を上げる建造物を作れば直下タイルにも反映されます。 (※改善施設に影響する建造物は出力が上がりません)

大将軍要塞奪取

大将軍要塞は文化圏を持っている方の所有物になります。 通常は都市制圧によって要塞を奪取できますが、自文化圏が近ければ大将軍要塞を横付けして奪うことも可能です。 これは大将軍要塞に文化圏をもぎ取る効果があるためです。

一度要塞奪取をすると大将軍要塞の取り合い合戦に発展しがちです。 負けると大量の大将軍要塞を取られる事になるので、要塞を置く場所と状況に注意しましょう。

社会制度取得ターン遅延

社会制度の取得を遅らせたい場合、無理すれば遅らせることができる場合もあります。 基本的にやらないことですが、必要に迫られた場合はリスクリターンと相談して実施しましょう。

不可視資源の場所探し

対応技術で可視化される資源は、技術未所持の状態ではもちろん見えません。 しかし戦略画面なら他文明の資源改善施設を見ることができます。(通常画面では改善施設は見えませんが、マウスカーソルを合わせると改善名が表示されます)

相手が資源を改善している事が条件ではありますが、将来的に資源が欲しい場合などに侵攻する目安となります。

インカ&ほろ馬車隊で道路引きまくり

インカの能力にほろ馬車隊を加えれば道路の維持費が無料になります。 これを利用して道路を敷き詰めれば、他文明の文化圏が入った時に維持費を強いる事ができます。

例えば道路地帯に都市を出してくれば6の維持費がかかり、インカの都市を制圧した日には文化圏内全ての道路維持費を要求されて大変なことになるでしょう。 これが鉄道なら更にダメージは大きいです。

AI相手だと自己満足に終わりますが、マルチなら一発ネタとして使えるでしょう。

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